カギ屋さんの仕事は多岐に渡ります。
例えば、玄関や屋内のドアのカギの取り替えはシリンダーの交換だけではありません。
ドアの加工もしてくれます。
わざわざ工務店に依頼する必要はないのです。
玄関ドアのカギ穴が取っ手についたもので、防犯機能が高い暗証番号形式に変えたいときがあります。
このような時は、ドアの加工が欠かせません。
ドア穴を開けて固定させるのですが、これは俄仕込みの素人にはなかなかできないでしょう。
特に玄関のドアは、安くありません。
加工はカギ屋さんに依頼したいところです。
それと、カギ屋さんは防犯全般に対する知識もあるのです。
玄関から侵入されるのは僅か20%未満で、一番多いのは台所・トイレの窓・浴室等の空いたまま放置しやすいところなのです。
次ぎに多いのは居間の窓です。
両者をあわせると60%を超え、こちらの対策をした方が、防犯効果は高いのです。
玄関は20％未満ですが、玄関のカギの交換は重要です。
玄関のカギの様子を見て、防犯意識の度合いを測れるからです。
意識が高ければ侵入者は見送ることでしょう。
しかし、カギを交換するといっても使い勝手を無視した、カギの交換では意味がないのです。
カギ屋さんはこのあたりも熟知して、提案します。
二重カギでは、帰宅時にカギを二つ使わなければならず、面倒になり結局一つだけしか閉めないこともあります。
また、複製が防犯上の理由により複製が簡単にできないカギも存在し、管理が面倒になることを嫌うこともあります。
その家庭にあった防犯方法を提案できるのです。
侵入されやすいのは、高い塀により人目につき難い一階です。
カギ屋さんは、この提案のような防犯全般に対する知識が豊富なので、全般的な提案もできるのです。
カギの閉め忘れを防止する器具、窓ガラスの防犯フィルムの設置、どこに防犯カメラを設置するのが効果的なのか等、知識がなければ見逃していた防犯方法を私達の要望に合わせて提案できます。
こうしたカギ屋さんの活用法もあるのです。
これは、カギ屋さんと話してみると分かります。